現代人の不安をうまく解消するには?

治療が可能は可能?

現代人はさまざまなストレスにさらされています。働いている人は会社の人間関係、長すぎる残業時間、やり甲斐のない仕事など常にプレッシャーをかけられています。 専業主婦も例外ではありません。親族付き合いや近所付き合い、子供の学校関係など、気晴らしにならない上逃げようのない人間関係が多いものです。

ストレスが多いと人間の身体には思わぬところに影響が出てくるものです。不安も症状の一つです。社会不安障害という病気もあります。いわゆるあがり症のことで、昔は対人恐怖症と呼ぶこともありました。

幼い頃からの人付き合いの中で緊張して失敗した経験があると、人前に出るとその再発の不安であがってしまうのです。社会不安障害は解消法が確立されています。性格の問題ではありません。抗うつ薬の一種で治療が可能で、不安が解消され、しかも副作用や再発もほとんどしなくなります。

適応障害という病も不安を伴うものがあります。いつも何となく憂鬱だったり、夜になると不安が膨らんだり、という症状が出ます。 適応障害は、原因となったストレスがはっきりしていることが特徴です。

ですので、解消法はその原因を取り除くのが一番手っ取り早いものとなります。しかしストレス耐性が弱い人だと一度解消したとしても、また別のきっかけで発症しやすいのも確かです。その場合は時間をかけて薬物療法と精神療法を組み合わせて解消していく必要があります。

メンタルトレーニングが必要?

不安に陥ったとしても、自分の考え方次第で何とかなるのでは、とメンタルトレーニングをしている人もいます。そもそも人にはストレスから自分の心を守ろうとする働きがあります。防衛機制と呼び、中でも知性化、合理づけ、分離といった「自分の感情と行動の関連を断ち切り、論理的な説明をつけたり知識を獲得する」ということで解消する方法があります。

不安や抑うつ状態になるのは普通のことなので、その一方で価値観を変えたり、新たな楽しみを見つけていくことができるのです。 具体的な解消法はその人が一番楽しいと思うことでも良いですし、とことん原因や理論を調べることで納得するタイプならそれでも良いのです。危険なのは依存性のある食品や薬物に頼って解消しようとすることです。

一時的に脳がだまされてしまって解消したように感じますが、身体への負担が大きすぎて、別の問題が発生してしまいます。 不安を感じた時に簡単に解消するには難しいものですが、簡単に解消されない不安であれば、精神科にかかって治療を受ける、価値観を変えてみるという方法もあることを知っておきましょう。 ストレス社会で自分なりにうまく生きる方法を知っておけば、強くたくましくなれるものです。